【プリザーブドフラワー】グルーガンの正しい使い方を初心者にも分かりやすく解説。

プリザーブドフラワーのアレンジ制作に必須とも言えるグルーガン。プリザーブドフラワー初心者のあなたも目にしたことがあるアイテムだと思います。

しかし、「正しい使い方」や「接着できる/できない材料」まで理解している人は多くはないと思います。

そこで本文では、グルーガンの使い方を写真を用いて丁寧に解説していきます。注意したい点や片付け方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。本文を読めば、グルーガンについて必要な知識や技術が全て分かります。

グルーガンとは【ボンドとの違いは?】

グルーガンの写真

まずは、グルーガンについての基礎知識についてお話します。

グルーガンとは

グルーガンとはものを接着するために使う機材のことです。「グルー」は「樹脂」のことで、熱によって溶けて冷えると固まる性質を持ちます。その性質を利用し、局所的に接着剤として利用します。「ガン」はその名の通り「銃」の意味で、引き金を引いてグルーを押し出すことから「グルーガン」と呼ばれています。

ボンドとグルーガンの違い

プリザーブドフラワー制作ではグルーガンを使う場面の方が多いですが、よく比較されるボンドとグルーガンの違いは何でしょうか?比較すると以下のような特徴があります。

  • ボンド:接着の強度は強いが、固まるまでに時間がかかる
  • グルーガン:接着強度は弱いが、1分程度で固まる

グルーガンの種類

グルーガンには、「低温タイプ」と「高温タイプ」の2つのタイプが存在します。プリザーブドフラワーに使われるのは「低温タイプ」のグルーガンです。以下で両者の特徴を見てみましょう。

低温タイプ:スティックを溶かす温度が、約120度~135度であり、接着力は弱め。プリザーブドフラワーに使われる。

高温タイプ:スティックを溶かす温度が、約160度~180度であり、接着力は強め。造花などの壊れにくい材料に使われる。

グルーガン利用の3つのポイント

グルーガンの写真

具体的な使い方を紹介する前に、グルーガンを使いこなすために覚えておきたい3つのポイントをお話していきます。

ポイント1:グルーガンが接着できる材料を知る

グルーガンが接着できる材料を紹介していきます。

グルーガンが接着できる材料

グルーガンが接着できる材料は以下です。表面にボツボツがあるような素材の接着が得意です。

グルーガンで仮止めができる材料

表面がツルツルしている材料は、粘着力が弱まってしまいます。

  • プラスチック
  • 金属
  • 陶器
  • ガラス

グルーガンで接着できない材料

熱に弱い材料はグルーガンでの接着に適していません。また、テフロンやシリコンゴムも接着することが出来ません。

ポイント2:グルーガンを使う際の注意点

グルーガンは高温になるため、火事やケガなどの事故を防ぐ必要があります。以下で、グルーガンを使う際に気をつけたいポイントをまとめます。

注意点1.使用後はプラグを抜く

グルーガンを使用したら、すぐにプラグを抜きましょう。そして、本体をスタンドに立てて、ノズルを下向きにして置きます。また、紙などの燃えやすい物が回りにあると、火事になる危険もあります。常に周囲に気を配りましょう。

注意点2.使用中は下にクッキングペーパーを敷きましょう

グルーガンを使う際、紙を近くに置くのは危険だとお話しましたが、下には何を敷けばいいのでしょうか?実はクッキングシートを敷くのが一番おすすめです。クッキングシートには耐熱性があるため、火事などの心配はありません。

注意点3.グルーガンスタンドを準備しましょう

スタンドがないと、グルーが垂れてくる危険性があります。安全面を考慮しても、スタンドの用意は必須だと思われます。

グルーガンの使い方

グルーガンの使い方

グルーガンの使い方について解説していきます。

手順1:スティックを本体の穴に差し込む

グルーを奥まで差し込む

グルーガン本体にある穴にスティックを差し込みます。奥までしっかりと差し込んでください。

手順2:電源プラグをコンセントに差し込む

コンセントを指す

次に、グルーガンについているプラグをコンセントに指します。おおよそ5分ほどでスティックが解ける温度まで温まります。この時は、必ずノズルを下に向けた状態にしておいてください。ノズルを上に向けているとスティックの逆流が起き、故障の危険があります。

手順3:トリガーを引いてグルーを出す→接着

グルーガンのトリガーを押す

トリガーを引くと、グルーが押し出されます。出てきたグルーを、材料に着つけて接着しましょう。グルーの特徴として、出して数秒後に固くなりはじめ、1分ほどで完全に固まります。素早く接着しましょう。

手順4:補充の方法

本体のスティックを使い切ったら、電源プラグはコンセントに指したまま、新しいスティックを補充してください。

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記事

まとめ

EL TIEMPO

本記事では、グルーガンの使い方について解説いたしまいた。高温になり扱いには気を付けなければいけないグルーガンですが、正しい使い方で、プリザーブドフラワー制作を楽しんでください。